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お墓参りの正しい作法。準備から服装まで、7つの基本

お墓参りの正しい作法。準備から服装まで、7つの基本

お墓参りは幼い頃から、両親や親族に連れられて、何となく行うなかで自然と伝承されることが多く、「何となく」一連の流れをこなしてきた方々が多いのではないでしょうか。

 

昔のように大家族で、親から子へ細やかに伝承されていた頃は、それでもしっかりと受け継がれてきましたが、現代では核家族化も進み、お墓参りのマナーや意味合い、一連の流れをおさらいするほどには、理解していない方々も増えてきました。

 

けれども大切な故人を偲ぶお墓参り。キチンとした意味合いと流れを知って、より故人に尊敬の念を表現できたら、心も清々しくなりますよね。

 

そこで今回は、改めてお墓参りのマナーがおさらいできるよう、基本的な流れとお墓参りのマナーや豆知識をお伝えします。

 



 

お墓参りの正しい作法。
準備から服装まで、7つの基本

 

お墓参りはいつでも行ける


お墓参りの幼い頃の記憶と言えば、夏休みの最中に里帰りをした時の、お盆のお墓参りではないでしょうか。そのためか、核家族化した現在、「お墓参りはお盆にするもの」と考えている方々も多いです。

 

【 お墓参りはいつでも行ける 】

■ けれどもお墓参りは故人とお話がしたい時、何か報告がしたい時、いつでも行くことができます。毎月の月命日に行く方もいるのです。

 

「私はここにはいません」などの歌詞もありますが、お墓参りは、故人のためだけではなく、残された方々の心の拠り所でもあるのです。

 

 

お墓参りの服装とは


お墓参りをするだけであれば、ある程度整った身なりをしていれば、どのような格好でも問題はありませんが、菩提寺である場合には、お墓参りの前に挨拶をすることも多いですよね。

 

【 お墓参りの服装 】

■ 寺院へご挨拶をしてからお墓参りをする場合には、ワンピースであったり、スーツではなくてもジーンズを避けるなど、ある程度フォーマルな身なりを意識すべきです。

 

確かに気軽にいつでも尋ねることができるお墓参りですが、お坊さまへの礼儀として、あまりカジュアルな身なりは避けるのが無難です。

 

 

お墓を掃除する


お墓参りの始まりは掃除から。そのため、持ち物に掃除道具は必須なのですが、寺院や施設によってはバケツ(手桶)や柄杓、ほうきなどが用意されていて、借りることができる場合が多いです。

 

【 お墓の掃除 】

■ お墓の周りの雑草を取り除き、墓石をキレイに拭きます。そのためバケツ(手桶)や柄杓、ほうきの他にも、軍手や雑巾、たわし、ゴミ袋を持参すると便利です。

 

・ 墓石はゴケなども付いているので、たわしなどを使って取り除いてください。墓石の材質の関係でたわしが使えない場合には、スポンジや歯ブラシを。

 

掃除が終わったら、墓石のテッペンから水を掛けて、掃除の工程はお終いです。

 

 

お線香とお花


お掃除が終わったら、お花を供え、お線香を供えますよね。法事とは違い、お墓参りでは故人が好きだったお花など、特に決まりごとはありませんが、菊などの仏花で、彩りも5色揃った鮮やかなものが多いです。

 

【 お線香とお花を供える 】

■ お花台をキレイにしてお花を供えます。準備するお花は奇数(3・5・7本)が一般的です。

 

・ お線香に火を付ける時も、特に決まりごとはありませんが、風が強い場合など、マッチやライターの火が消えやすく苦戦することもありますので、チャッカマンを持参すると便利です。

 

 

お供えものをするなら


お墓参りでお供え物をしますが、「何を準備すれば良いのか…。」案外悩みますよね。お墓参りのマナーとしては、基本的に何でも大丈夫です。お盆であれば手作りのお団子や盆菓子を準備するお家も多いです。

 

【 お供えものをする場合 】

■ お墓参りでのお供え物は、半紙を半分に折ったものの上に置いてください。

 

・ 一般的に食べ物は持ち帰りますが(詳しくは後述します。)、果物などを準備してお寺にお供え物を渡して、お供養をすることもあります。

 

 

お墓に拝む


お墓に拝む際には、故人と縁の深かった方から順番に拝みます。家族の場合には、お父さん(もしくはお母さん)が拝んだ後に、子どもの順番です。

 

【 お墓に拝む時の注意点 】

■ 立ったまま拝むとお墓を見下ろす形になりますので、しゃがんで、お墓を見上げるように拝んでください。

 

「手のシワとシワを合わせて…」というフレーズがありますが、その通りで、いくつかの方法がありますが、密教の両手の平をぴったりを合わせる拝み方が一般的です。

 

 

帰りもキレイに片付けて


お墓参りの後は片付けをしっかりとして、終了です。特にお供え物の食べ物は、お墓に放置すると、カラスなどの鳥や動物に食い散らかされる恐れがありますので、持ち帰るようにしてください。

 

【 お供え物は持ち帰る 】

■ 持ち帰ったお供え物の扱いに迷う方々もいますが、基本的には皆で食べても、お仏壇に供えても、問題はありません。

 

 

いかがでしたでしょうか。お墓参りは故人への供養でありながら、本文中でもお伝えしたように残された物の心の拠り所でもあります。故人と話をしたい時、自分の心を落ち着かせたい時、いつでもお墓参りに行くことができるのです。

 

だとすると、確かにお墓参りの基本的なマナーなど、あまり気にする必要はない、と言う方もいるかもしれません。けれども、一連の流れを持って、お墓参りをすることで、自然と心も落ち着いてくることも多いのです。

 

また、お墓をキレイにする事は、故人の住まいをキレイにすることであり、お線香は故人へ香りを届けます。それぞれに意味合いがあることを知ると、一連のお墓参りの手順も心を持って作業できるのではないでしょうか。

 

 

まとめ

お墓参りの正しいマナー

・お墓参りはいつでもできる
・お寺へ尋ねる場合には、少しフォーマルに
・まずはお墓を掃除する
・お線香とお花を供える
・お供え物は基本的には何でも良い
・拝む時はしゃがむ姿勢でお墓を見上げる
・お供え物は持ち帰る



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