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お墓の価格が分かりにくい。知っておきたい仕組みとは

お墓の価格が分かりにくい。知っておきたい仕組みとは
お墓の価格はハッキリと明記されているケースが少ないですよね。インターネットや広告で、金額を調べてから購入をしようとしても、実際にお墓を建てているうちに金額が変わることもしばしば起こります。

 

時には「そんなはずじゃなかったのに…。」と、トラブルになるケースもありますが、多くはお墓の価格の「仕組み」を知らないための、勘違いであることが多いです。

 

お墓は大きな買い物だけに、それなりに予算を見積もってから動き始めるもの…。できればトラブルなく、契約通りにお墓を建てたいのは当然!

 

そこで今回は、はじめに知っておくと理解できてスムーズに進みやすい、お墓の価格が決まる「仕組み」についてお伝えします。予算オーバーにならないよう、ぜひ一度目を通してみてください。

 



 

お墓の価格が分かりにくい。
知っておきたい仕組みとは

 

お墓の価格が分かりにくい理由


インターネットや広告を見ていくと、お墓の画像があり「○○万円以上」などなど、ハッキリと明記されていないため、「安い買い物ではないだけに、不安になって動けない…。」と言う声も聞こえます。

 

【 お墓の価格が明記されない理由と対策 】

 

★ お墓は住宅と同じように、そのものだけを買う商品ではありません。同じ広さの墓地でも、地盤や周辺環境によって、「工事費」に大きく幅が出るのが、お墓の価格が明記されない理由です。

 

・ そのため、ある程度のお墓の価格相場を調べたら、石材店や霊園で自分達の予算を先に伝えて、相談してみると安心。

 

霊園であれば、住宅で言えば建売住宅のように、同じように決められたスペースに、同じ型のお墓を建てるプランも多く、明瞭な金額を提示してくれることも多いはず。

 

【 お墓の価格を決めるための手順 】

 

★ 例えば個人墓地にお墓を建てる場合には、石材業者へお墓を依頼しますが、まず現地へ足を運び立地や地盤を調べるのが一般的。

 

・ その墓地が山の中腹など、お墓を建てにくい場所であれば、それだけ追加料金が掛かりますし、地盤が緩い場合には、杭を打つなどの基礎工事の料金が掛かることもあります。

 

また、お墓は大きさも業者によってそれぞれで、同じ寸法で表記されていても実際には多少違ったりもするので、「実際に足を使って見て回り、比較検討する。」ことが最も信頼できる方法なのです。

 

 

お墓の価格の「仕組み」


ここで気付いた方も多いかもしれませんが、お墓の価格は「墓石」だけの料金ではありません。

 

【 お墓の価格の仕組みとは 】

 

★ お墓は「墓石料金+土地代(永代使用料)+工事代」これに墓石に彫刻する料金や、完成後、納骨前の開眼供養のお布施料金などが含まれます。

 

・ さらに、希望によってプラスαすることが多い、玉砂利仕上げ料金や外柵料金なども必要があれば、考慮しておくとより確実です。

 

沖縄のお墓の価格の場合には、玉砂利仕上げではなく、敷地内をウサンデー(墓前でお供え物を皆で食べること)することも多いため、墓石を敷地床面まで広げたり、外柵も追加するケースは多数。

 

当たり前ですが、石材を使えばそれだけお墓の価格も高くなりますので、予算と見合わせながら相談してみると安心です。

 

 

同じ大きさのお墓なのに、価格が違う理由


ここで時々聞かれる疑問が「同じ大きさ、デザインのお墓のはずなのに、どうして高いの?」と言うもの。これは石材の価格の違いです。

 

【 お墓の価格を決める石材 】

 

★ 石材には種類によって大きな価格差があるため、同じ量の石材を使用しても、お墓の価格は変わります。ただし、高い石材の方が質が良い石材、とは限りません。

 

・ 石材価格は採掘量によって決められることがほとんど。そのため、質の良い石材でも採掘量が多ければ、価格が安くなることもあるのです。

 

ちなみに現代人気の石材は御影石ですが、ここでも「同じ御影石なのに、どうしてこんなに価格が変わるの?」と言う疑問を持つ方も…。

 

実は同じ御影石の種類でも、産地などで「等級」が定められ、等級によって価格帯が大幅に変わります。お墓の価格は墓地スペースやデザインの他にも、石材を決めないと明瞭には分かりません。

 

 

つまり、お墓の価格を決めるには…


お墓は一戸建てのようなものなので、それぞれの墓地の状態や墓石のデザイン、石材など、さまざまな要素が絡んでお墓の価格がきまります。

 

一記事では伝えきれない部分も多いのですが、大まかな要素をまとめるとコチラ。

 

【 お墓の価格を決める要素 】

 

★ お墓を建てる場所

 

・ 墓地スペースの広さ

 

・ 墓地の状況 … 山の中腹など丘陵地や、お墓を建てるための重機が入りにくい場所などはお墓の価格も高くなります。

 

・ 地盤の状況 … 地盤が緩い場合には、杭を打って基礎工事を行うための料金が掛かることも考慮してください。

 

・ 地震対策工事の有無

 

★ お墓のデザイン

 

・ 石材の量 … 沖縄では、床面や屋根、外柵なども含め、石材を多く使うデザインであればあるほど、お墓の価格も高くなります。

 

・ 彫刻 … シンプルなデザインのお墓であれば、それだけ手が掛からず安価に。彫刻が細かく施されるなど複雑になれば、お墓の価格もそれに比例。

 

・ 石材の価格 … 安い石材であれば安く、高ければ高くなりますが、同じ石材でも石材業者の仕入れルートによっても変わり、一般的には中国産が安いとされています。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は検討する前に理解しておくと、トラブルも少なく、スムーズに建てることができる、お墓の価格の内訳や仕組みについてお伝えしました。

 

誰でも相談前に広告やインターネットで価格を知って、安心してから霊園や石材店に出向きたいものですが、それぞれの希望はもちろん、条件によっても違うのがお墓の価格。

 

仮に広告などに目安となるお墓の価格が明記されていても、建てる途中で追加料金が掛かってくることも多々あります。

 

現在では霊園など、お墓のための決められた区画で提供されるプランでは、ごくコンパクトなお墓であれば、100万円前後~のお墓の価格帯も多くなりました。

 

上を見ればキリがないお墓の価格ですが、ある程度の最低ラインが見えてきたら、自分達の予算を決定し、お墓を建てる際のこだわり項目に優先順位を立ててから相談すると安心!

 

不安や希望なども素直に相談してしまって、納得できるお墓を建ててください。

 

 

まとめ

お墓の価格の仕組みとは

・お墓の工事費などは現地を見ないと分からない
・霊園などではお墓の価格が明瞭なことも多い
・墓石+土地代+工事代で価格が決まる
・石にも種類や等級があり、価格帯が幅広い
・採掘量が少ない石が高く、良質=高い訳ではない
・墓地の地盤や環境も工事代に考慮
・お墓デザインの複雑さも価格に影響する

 



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