沖縄での終活、今の傾向☆人生を演出する5つの事柄
沖縄では今、終活のニーズが高まっていますよね。今ではシニア世代だけではなく、40代頃の働き盛り、子育て盛りの若い世代でも、「早い段階から…。」と、沖縄でも終活を行う方が増えてきました。
子や孫に迷惑を掛けないよう、自分亡き後のお墓や葬儀を自分で決めて生前契約をしたり、相続でもめないように、生前に対策を取る…、そんなイメージが沖縄の終活でも定着していますが、それだけではありません。
「子どもや孫に迷惑を掛けない」ための終活もニーズの高い軸ですが、近年では「自分の人生や体験を後世に残したい」などの理由で、沖縄では終活を始める方も多くなっているのです。
沖縄での終活、自分の人生を有意義なものにするためにも、細部まで納得のできるものにしたいですよね。そこで今回は、沖縄での終活で近年注目される、人生が有意義になる5つの事柄をお伝えします。
沖縄での終活、今の傾向☆
人生を演出する5つの事柄
セレモニーとしての葬送
沖縄で終活を実践している方々は、自分の好きな音楽を流した葬儀など、お葬式スタイルまで「演出」する方々も多いです。そんななか、注目されているのが、演出を織り交ぜたセレモニーとしての葬送。
【 沖縄での終活の傾向☆葬送セレモニー 】
★ 実は遺骨は分骨をすることが可能。そのため遺骨を粉砕して粉にし、海へ戻す「海洋散骨」の葬送を予約し、遺骨の一部のみを散骨して、セレモニーとする方が見られるようになりました。
・ 残りの一部は従来通り、門中墓や新しく建てたお墓に埋葬するので、家族も故人を偲ぶ場所ができて、本人も納得できるのです。
海洋散骨は業者によって異なるものの、石に名前を彫刻して残してくれたり、プレートを準備して、散骨後も残せるように、それぞれ工夫しているプランが多いです。
自分の人生を振り返る
次に沖縄の終活で多くの方々が興味を持っているのが、「自分史」。自分が亡くなってしまうと、体験談も残せない…、などの理由で最後に自分史を残す方が多くなりました。
【 沖縄での終活の傾向☆自分史 】
★ エンディングノートを使って、手書きで簡単に残す方もいれば、出版社に問い合わせて、自費出版ができる形まで昇華する方もいるなど、その規模は人それぞれ。
・ 近年では「自分史作成サービス」などもあり、テンプレートに沿って作っていけば良い便利なものも…。
しっかりした自分史を作りたいのであれば、5冊20万前後などの価格帯で上製本が期待できます。
自分で遺影を準備する
沖縄で終活をしている方々に多いのが、「遺影は自分で選びたい」と言うこと。
「突然亡くなった友人の葬儀で、スナップ写真を切り取って引き延ばしたような写真が遺影になっていて、自分は嫌だなと思った。」などの体験談が寄せられています。
【 沖縄での終活の傾向☆遺影の準備 】
★ ただ、多くの写真から選んでいくうちに、改めて遺影撮影を行う方も増えてきました。プロの写真家に頼む方や、プロに理想の形へレタッチ(画像修正)をお願いする方も多いです。
・ 「あんまり若い頃の写真だと違和感はあるし、かと言って最近はほとんど写真を撮っていない。」などの理由で、「遺影のために写真を撮る」結論に至るケースが多いのも特徴。
ひと昔前と違い、素人でも十分にキレイに撮影できるデジタルカメラが多く販売されています。自分の子どもにお願いするなどして、外で自然な姿を撮影するケースも多いです。
旅立つ日の服装を選ぶ
某有名な方が、生前から白装束を自分で仕立てていた、と言う話もしばしば聞こえますが、沖縄でも終活をしている方々には、「旅立つ日の服装を準備したい。」と言う希望が多いです。
【 沖縄での終活の傾向☆服装 】
★ 実は故人の最後の服装は、白装束でなければならない、…訳ではありません。遺族や故人本人が希望すれば、希望の服装で準備を進めてくれるのです。
・ 特に沖縄では、生前のその人らしい服装を着せてお別れをする葬儀が多く、終活でも同じく、最後の服装を選びたい意見が多いのです。
幼い頃の子どもの絵や手紙など、棺に入れたいアイテムを箱に準備しているケースも多く見られます。
家族・親族へのメッセージ
沖縄での終活では、「大切な家族や友人、親族などへメッセージを残したい。」と言う希望が多い傾向も…。
【 沖縄での終活の傾向☆メッセージ 】
★ それぞれに手紙を残す方もいるのですが、バラバラになってしまって、届く人と届かない人が出てしまうのでは…、と心配する方も、なかにはいます。
・ 最近では一定期間手紙を預かり、時を経て大切な人々へ届けることができる手紙配送のサービスも!誕生日プレゼントなど、物も預けることができます。
プレゼントなどになると金額も高くなりがちですが、手紙であれば割と手頃な金額で準備できるのも嬉しいポイント。それぞれに直筆のメッセージを贈ってみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか、沖縄の終活では、単なる生前整理としての役割ではなく、「自分の人生を演出する総まとめ」と言う感覚で挑む方々が多いのが特徴的。
このような傾向から、沖縄では終活と言ってもとても楽しくワイワイ、終活仲間とともに進める方々も多く、家族も一緒に参加するなど、とても前向きな姿が良く見られます。
沖縄の終活に参加すると、最後まで「おしゃれに格好良く」自分の人生を演出する、粋で気概のある地域の人々の気持ちを感じるのではないでしょうか。
沖縄ではこのような終活の他、葬儀にもこだわりがある方々も見られ、葬儀で流れる音楽にこだわった「音楽葬」や、一定宗派に偏らない「自由葬」などを選ぶ事例も見受けます。
本記事を参考にしながら、自分らしい演出が実現する、終活を進めてみてください。
まとめ
沖縄で人気の終活と傾向
・海洋散骨など、セレモニー要素を入れる
・自分史などで自分の人生を残す
・遺影は撮影、プロの写真家に頼む例もある
・最後の衣装を自分で決めて準備をする
・家族や大切な人々にメッセージを残す