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お布施の渡し方徹底解説。タイミングなど5つのマナー

お布施の渡し方徹底解説。タイミングなど5つのマナー
お布施の渡し方は、マナーを一度確認しておかないと、何か失礼はないかと不安ですよね。

 

お香典やお祝儀マナーは、何かと調べる機会もあるのですが、お布施の渡し方はその時(喪主や施主)になってから、「そう言えば…」と気づく方が多いです。

 

とは言っても、お坊さんですからマナーを重んじた対応をしたいですよね。そこで今日は、お礼の気持ちを表す、お布施の渡し方マナーをお伝えします。ぜひ、参考にしてください。

 



 

お布施の渡し方徹底解説。
タイミングなど5つのマナー

 

お布施の準備


「お布施は薄墨で書くの?」「お布施は旧札を入れるの?」などの質問もあるのですが、それはお香典のマナーです。

 

お香典ではお悔やみの気持ちを表すために、薄墨や旧札を用います。

 

一方、お布施はお礼の気持ちを表す(正確には仏教修行のひとつ)ためのものなので、お香典マナーに沿う必要はありません。

 

【 お布施の渡し方:準備 】

 

①封筒は白封筒、もしくは黄色の差し紙付や黄色の水引
②封筒に書く文字は、黒墨
③表書きは「お布施」「御布施」
④表面下部に「〇〇家」と家名を入れる
⑤裏面の右下に住所(電話番号)
⑥金額は入れても入れなくても良い

 

※中袋のあるお布施袋を用いる場合、住所は中袋裏面に入れてください。

 

…以上がお布施の書き方マナーです。

 

お香典やお祝儀は金額を中袋の表面に入れますが、お布施は金額が大事なのではなく、お布施をお渡ししたことが重要となります。

 

ですから、必ずしも入れなければいけない訳ではありません。

 

 

お布施の金額目安を聞く


喪主(施主)の方々が最も戸惑う事柄が、お布施の金額ではないでしょうか。

 

現代社会では全てのサービスに料金が明記していますが、お布施はもともと修行の一環なので、明瞭に提示しない寺院が多いです。

 

しかも、「お金について直接的に話すことは、マナー違反」との考えが昔はあったので、皆あまりあからさまに金額を口にしません

 

【 お布施の渡し方:金額目安を聞く 】

 

★ 昔は親族や同じ檀家の方々に聞いて決めてきたのですが、現代ではそんな繋がりも薄くなりました

 

・ 直接お坊さんへ確認したい場合には、遠回しにお伺いするのが作法です。

 

例えば…

 

「お布施を包むのに迷っているのですが、皆さまどれくらい包まれているでしょうか。」

 

ほどの表現が適切かもしれません。

 

「料金」や「いくら支払えば」などの表現で聞くと、ぶしつけな印象を持つお坊さんもいるので、注意をしてください。

 

…ただ現代では葬儀社スタッフが金額を明示してくれたり、お坊さんでも派遣の方などもいるので、気にしないケースも増えました。

 

お坊さん派遣を基準にすると、一回の供養(読経供養)で三万円が目安です。ただ檀家だったりすると、三万円~十万円と幅は広くなります。

 

 

お布施を渡すタイミング


お布施の渡し方で戸惑う事柄に、そのタイミングもあるのではないでしょうか。「会って早々にお渡しするのは不作法では…」との相談も多いです。

 

【 お布施の渡し方:タイミング 】

 

★ けれども、お布施はお坊さんが到着したタイミングがスムーズです。最初の挨拶で、お坊さんの控室へ出向く際、一緒にお布施までお渡ししてください。

 

・ このタイミングを逃すと喪主(施主)も忙しく、丁重にお渡しする時間がありません。

 

葬儀社がお坊さんを手配してくれた場合には、最初に喪主(施主)は控室に案内されて、紹介してもらえます。この時、お布施をお渡しすると良いです。

 

ただ、もしも最初のタイミングを逃してしまった場合には、葬儀や法事の後でも問題はありません。

 

 

お布施を渡す作法


お布施の渡し方には一定の流れと作法があります。日ごろから一度確認しておくと、丁寧な対応でできるのでおすすめです。

 

【 お布施の渡し方 】

 

①お布施を持ち歩く際には、袱紗(ふくさ)に包みます。

 

②お布施を渡す際には、「切手盆」と呼ばれる小さなお盆に乗せてお渡ししてください。

 

③お布施は、表書きをお坊さんへ向けて両手で切手盆を持ち、お渡しします。

 

昔ながらの作法では、切手盆に乗せたお布施の上に、袱紗を掛け(昔の袱紗は風呂敷状でした。)、それを風呂敷で包んで移動して、お渡しする際に風呂敷のみほどいてお渡ししていました。

 

けれども現代では随分と簡略化されています。切手盆に袱紗から取り出したお布施を乗せてお渡しすれば、問題ありません。

 

【 お布施の渡し方:切手盆 】

 

★ 切手盆は今、通販でも販売されていますが、もしもなければ普段使いのお盆でも大丈夫です。

 

 

お布施を渡す時に添える言葉


お布施の渡し方で戸惑うマナーに、渡す時の言葉があります。お香典やお祝儀でも一言添えるように、お渡しする際には、何か言葉掛けをしてください。

 

「お布施」は他のサービスや商品と違い、仏教修行の一環、あくまでも依頼者側が自発的にお坊さんへお渡しするもの…、とされています。

 

ですから、感謝の言葉をお伝えしてください。

 

【 お布施の渡し方:添える言葉 】

 

①朝、葬儀や法事前 …

 

「本日は〇〇(故人)の〇〇(葬儀・〇〇回忌など)でお世話になります。どうぞ、よろしくお願いいたします。」

 

②葬儀や法事の後になった場合 …

 

「お蔭様で、枕づとめからお通夜、葬儀までお世話になり、故人を送り出すことができました。大変、ありがとうございました。」

 

…などと伝えてください。

 

 

いかがでしたでしょうか、本日はお坊さんへのお布施の渡し方マナーをお伝えしました。

 

現代ではお寺との関わりも随分と希薄になってきましたが、檀家であれば何かとお布施をお渡しする機会もあり、そのシーンごとにお布施の渡し方マナーも、少しずつ変わってきます。

 

また、法事や葬儀を寺院で行う場合、お布施を寺院でお渡しする時には、まず御本尊へご挨拶をする点も意識して、お布施をお渡ししてください。

 

現代では葬儀社スタッフがお坊さんとのやりとりも請け負ってくれますが、檀家としてご縁が深い場合には、お迎えやお見送りの作法もあります。

 

 

まとめ

お布施の渡し方マナー

・現代のお布施は感謝を表すもの
・金額は遠回しに尋ねる
・朝の挨拶のタイミングで渡す
・切手盆に乗せてお渡しする
・挨拶や感謝の言葉を添える

 



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