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海洋散骨とは。決断前に確認したい7つのチェック事項

海洋散骨とは。決断前に確認したい7つのチェック事項

海洋散骨とは遺骨を海に散骨する葬送方法のひとつで、近年少しずつ広がってきている方法です。海洋散骨を選ぶ方の多くが生前に決めているのも、特徴的です。「海に、自然に帰りたい。」という、故人の意向に寄り添った選択肢なのかもしれません。

 

海洋散骨は個人で行うことも法律で禁じられている訳ではなく、不可能ではないのですが、海洋散骨を行うにあたり、いくつかの法律上の決まりごともある上に、散骨を行う近隣住民や自治体からの理解や、細やかなマナー・配慮が不可欠です。

 

そのため、海洋散骨は業者とともに行うことが安心であり、大前提。そうなると「それではどのような業者を選べばよいの?」「どんな流れで海洋散骨を行うの?」などなど、様々な疑問や戸惑いがありますよね。

 

そこで今回は、実際に海洋散骨を決断する場合に、知っておきたいいくつかの知識とチェック事項をお伝えします。

 



 

海洋散骨とは。
決断前に確認したい7つのチェック事項

 

生前契約をする場合


海洋散骨を決める事例では、故人が生前契約で決定している、故人の遺言がある…、などの理由で本人が決定しているケースが多いです。ただし、この場合には様々なトラブルが考えられますので、事前に細心の配慮が必要です。

 

【 生前契約で海洋散骨をする場合 】

■ 事前に親族への理解を求める他、菩提寺にも相談をすると、今後遺族がスムーズに法要ができます。

・ 菩提寺のなかには「遺骨のない仏壇」に法要をしない、と読経などの一連の法要を拒否する場合があります。

 

 

海洋散骨セレモニーの種類


海洋散骨のセレモニーを行う際、それぞれの予算や意向に合わせて、いくつかの種類があります。

 

【 海洋散骨セレモニーの種類 】

・ 沿岸沿いからの、海洋散骨
・ ボートなどを利用して沖まで行き、海洋散骨

 

また、ボートを利用した海洋散骨の場合、貸切でボートをチャーターする場合(個人散骨)や、いくつかの遺族が合同でボートを利用する方法(合同散骨)などのほか、散骨を業者に委託する委託散骨もあります。

 

 

海洋散骨に掛かる費用


前項でお伝えしたように、ひと口に海洋散骨と言っても、いくつかの方法があり、また、ただ海洋散骨をするだけではなく、散骨の際に花を撒くなど、それぞれの業者でセレモニーを行いますので、掛かる費用もさまざまです。

 

【 海洋散骨に掛かる費用 】

■ その種類によって10万円~50万円前後まであります。セレモニーの内容もあるので、価格帯だけではなく、その内容もしっかりと検討して決めてください。

 

 

必ず業者を通した散骨を行う


最近では海洋散骨を始めとする「散骨」の認知度が広がったこともあり、遺骨を粉末にするだけの内容も見受けられるようになりました。確かに映画などで個人で遺骨を海に散骨するようなシーンも見受けますが、個人で行うと様々なトラブルが起こり得ます。

 

【 必ず業者を通して散骨を 】

■ 散骨をするにあたり、法律や自治体によるルールが定められています。

 

・ 海にも養殖場があったりします。また、自治体によっては、海洋散骨のセレモニーを禁止しているエリアもあるのです。

 

海洋散骨をするにあたり、その法律や状況を知り得る専門家が必要なのです。

 

 

良質な業者の選び方


とは言え、確かにまだ海洋散骨への認知度は低く、法律的にも整っていない部分が多いため、良質な業者選びは大切なポイントです。

 

【 良質な業者の選び方 】

■ ただ安いから良い、と言うものではありません。粉骨料金がプランに入っていないなど、後々、料金が発生する業者もありますので、プラン内容はしっかりと確認が必要です。

 

ホームページが信頼できるものであったり、また、母体がボート関連の会社ではなく葬儀社や霊園であるなど、葬送や葬儀の専門業者である方が好ましいです。

 

 

美しい海での海洋散骨


このような海洋散骨では故人の意向から、生前から愛していた土地での海洋散骨を望む事例も多く見られます。例えば、毎年ハワイへ旅行へ行っていた故人が、ハワイの海へ散骨したい、沖縄の海へ散骨したいと希望した場合などです。

 

【 美しい海での海洋散骨 】

■ 東京近郊の海岸でも海洋散骨のサービスはありますが、故人の愛した海に海洋散骨をし、定期的に訪れる遺族もいます。

 

その土地土地の葬儀社や、仲介を請け負ってくれる業者などもありますので、海洋散骨をする海を選んでみるのも一案です。

 

 

残るものを確認する


良質な海洋散骨ができる業者では、分骨ではないと遺骨が残らないため、何らかの形で形に残すプランを用意してくれる場合が多いです。

 

【 海洋散骨でも残るものがある 】

■ 故人が確かに生きていた証として、また、遺族の心の拠り所として、海洋散骨実施証明書や、墓碑への刻印などのプランが見受けられます。

 

 

いかがでしたでしょうか。遺骨を埋葬してお墓を建て、そのお墓を心の拠り所として拝んできた日本人にとって、遺骨として残るものがない海洋散骨は、馴染みの薄いものかもしれません。

 

けれども、故人の意向があった場合には、遺族にその想いに沿いたいと感じるのは当然です。ただ残された者として、自分達はもちろんのこと、親族や菩提寺への配慮などを考えると、まだまだ海洋散骨に踏み切れない方々も多いのではないでしょうか。

 

けれどもよくよく調べると、刻印される墓碑があったり、証明書があるなど、様々なプランが見受けられます。さらに「分骨」と言う方法を選び、一部を散骨し、残りを手元供養や永代供養を行えば、故人の意向を汲みながら、親族や菩提寺への配慮もできます。その際は、「分骨証明書」が発行できるかが業者選定の鍵となります。分骨証明書は、公営墓地、宗教法人、公益法人など、霊園事業の認可を受けた事業体でしか発行することができないため、ほとんどの散骨業者は全部散骨するプランのみとなります。

 

それぞれの事情に寄り添うプランを選んで、皆が納得できる葬送方法で、故人を弔ってください。

 

 

まとめ

海洋散骨をするための確認事項

・生前契約では親族や菩提寺にも理解を得る
・散骨の種類を理解して、希望に沿ったものを選択する
・セレモニーの内容などによって、10万円~50万円が相場
・法律を守りトラブルを避けるため、業者を通して散骨する
・葬儀社が母体の業者、プラン内容が明瞭な業者が安心
・ハワイや沖縄など故人が愛した海での海洋散骨プランもある
・後々残るものが確認できるプランが良い



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