のんびり沖縄 沖縄から地元ならではの情報をお伝えします。
ID:6261

沖縄の永代供養で広がる選択。新しい供養、3つの体験談

沖縄の永代供養で広がる選択。新しい供養、3つの体験談
沖縄でも永代供養が知られるようになり、家々が抱えている問題が解消されたり、より選択肢が広がりましたよね。「永代供養」は霊園(集合墓地)の施設管理者が、子や孫に代わり、永代に渡り供養をしてくれることを差しています。

 

ただ沖縄では永代供養がなかなか広がらない現状がありました。沖縄では個人が所有する個人墓地のお墓が多かったため、施設管理者が担う永代供養を受けることが出来なかったのです。

 

けれども近年になって民間霊園も増え始め、墓主の高齢化や継承問題の解決策として、沖縄でも永代供養が広がり始めています。沖縄でも永代供養を利用することで問題が解決したり、希望が叶うなら、検討したいですよね。

 

そこで今回は、沖縄で永代供養を選んだ方々の体験談から、新しい供養の形をお伝えします。

 



 

沖縄の永代供養で広がる選択。
新しい供養、3つの体験談

 

門中墓を霊園に改葬、遠方で暮らすAさん


今沖縄で最も多いお墓に関する悩みは、門中墓の継承問題ではないでしょうか。

 

沖縄では門中制度により、今ではかなり緩くなった門中も多いものの、基本的には「父方の血を引く男子」とされているために、全国的な継承問題よりも根が深いとも言われています。

 

就職により上京し、東京で家族を持ち居を構えているAさんも、故郷沖縄の門中墓の継承を求められていました。今では門中から独立する親族も増え、規模も小さくなっています。

 

【 沖縄の永代供養:門中墓を霊園に改葬 】

 

★ Aさんもお墓を継承したい想いはありますが、日々の管理ができません。そこで個人墓地のお墓を墓じまいして、沖縄で永代供養をお願いできる霊園へ改葬しました。

 

・ 毎年、お墓参り行事となる清明祭(シーミー)、もしくはお盆時期のみ帰省します。重箱料理のお供え物は注文し、それぞれの家から、他のお供え物(お菓子やフルーツなど)やおかずを持ち寄り、準備を簡略化することにしました。

 

また、沖縄ではお盆参りの風習は少ないのですが、Aさん達は親族と話し合い、お盆時期でも初日のウークイにお墓参りをすることにしました。そうすることで、Aさんの帰省スケジュールも融通が利きます。

 

「皆で重箱料理を作る行事がなくなるのは残念。」と言う高齢の親族からの声もありましたが、気軽に参加できるようになったため、より多くの親族が集まるようになった点は、後々分かったメリットです。

 

 

門中墓から独立、霊園に生前墓を建てたBさん


前項のAさんは門中墓の継承者として悩んでいましたが、Bさんは門中墓からの独立を検討していました。

 

墓主はBさんのお兄さんで、後々はBさん家族も門中墓へ入るつもりでいましたが、Bさんの奥様と親族との折り合いが悪く、毎年のお墓行事へのストレスとなり、とうとう奥様がうつ病になってしまったためです。

 

【 沖縄の永代供養:門中墓からの独立 】

 

★ そこでBさんは親族へ門中からの独立を伝え、沖縄で永代供養ができる霊園で家族墓を建てることにしました。

 

・ まだ30代のBさん夫婦は一人娘がいるのみです。そのため後々のお墓の継承問題も気に掛かりましたが、永代供養墓にすることで、継承者がいなくても無縁仏になる心配がありません

 

夫婦二人であれば、後々の合祀供養を前提とした夫婦墓や自然葬なども考えたのですが、「後々、子どもが入るお墓も残せるように…。」と、継承者がいればそのまま残せる、永代供養墓を建てることにしました。

 

 

「沖縄に帰りたい!」永代供養墓を建てたCさん


石垣島で生まれ育ち沖縄本島の大学を卒業した後、就職により大阪に移り住んだCさんは、そこで結婚をして子どもにも恵まれました。子ども達は根っからの大阪っ子です。

 

もともと愛郷精神が強く、「いつかは沖縄に戻りたい!」と思っていたのですが、子ども達は地元大阪で進学・就職して家族を作ったため、定年退職後も思うように沖縄へ帰ることはできません

 

【 沖縄の永代供養:亡き後は故郷で眠る 】

 

★ そんなある日、終活を始めたCさんは「せめて亡き後くらいは故郷の海を眺めて眠りたい!」との想いが募るようになりました。

 

・ そこで沖縄で永代供養を受け付けてくれる霊園を探し、生前墓を建てることにしたのです。

 

生前墓なので自分のイメージで建てられます。そのため夫婦で石垣島の霊園を見学し海が見える区画を探し、一代限りの夫婦墓を建てました。

 

50年など一定年数が過ぎると、合祀墓に合祀供養される契約ですが、子ども達が望めば契約更新もできます。子ども達も「石垣島が第二の故郷になりそうだよ。」と賛成してくれました。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で広がる永代供養によって生まれた選択肢を、体験談とともにお伝えしました。霊園など集合墓地に限るものではありますが、沖縄だからこそ、永代供養によって解決できる悩みの事例はいくつかあります。

 

また最後の例のように、沖縄の永代供養は本州の人々にも注目を集めています。沖縄では永代供養墓の他、海洋散骨や樹木葬などを検討する本州の方は多いです。

 

現在は故郷のお墓を一度墓じまいして、住まい近郊の納骨堂などに遺骨を納めるケースも増えていますよね。けれども沖縄の人々の場合、愛郷精神が強い方が多いため、故郷にお墓を残しながら管理できる永代供養墓を選ぶ方も多いのです。

 

さらに、沖縄をこよなく愛する「ディープな沖縄ファン」の生前墓としても注目されているのが、沖縄の永代供養です。

 

 

まとめ

沖縄で永代供養墓を建てた体験談

・永代供養墓に改葬して、遠方でもお墓の継承
・門中から独立して、永代供養の家族墓を建墓
・本州に移住したが、沖縄に永代供養の生前墓

 



free_dialshiryou_seikyu

カテゴリー:
タグ:

関連記事

合わせて読みたい

人気記事ランキング

カテゴリ

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp