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おひとり様の終活その3☆孤独死を避けるための5つの備え

おひとり様の終活その3☆孤独死を避けるための5つの備え
おひとり様の終活を始める理由に多いものが、「孤独死への不安」です。子どもがいない方々も多い一方、遠方に子どもが住んでいるケースでも、連絡を密にしていないなどの理由で、孤独死の不安を抱える方々は意外にも多いですよね。

 

実際に、高齢化社会になったうえに、核家族化が進んでいる現代の日本では、孤独死が増えています。子ども達と疎遠になった方々でも兄弟とは縁が深いケースが多いものの、その兄弟も高齢化しているのも、不安の要因のひとつです。

 

ひと昔前までは「隣組」と言われるような、隣近所の助け合いや見守りが当たり前でもありましたが、今では地方でさえ、隣りの家の家族構成も分からない地域が増えてきました。

 

そんな中、現代は事務的な第三者業者を賢く利用することで、孤独死対策を取る方々が増えています。そこで今回は、おひとり様の終活を通して孤独死の不安を解消する、5つの方法をお伝えします。

 



 

おひとり様の終活その3☆
孤独死を避けるための5つの備え

 

孤独死の実態を知る


おひとり様の終活アンケートで多い孤独死への不安ですが、実際に孤独死を遂げてしまった場合の、その後について知る方はあまりいません。

 

【 おひとり様の終活、孤独死の実態 】

 

★ 「孤独死」と呼ばれる状態のほとんどは、死後数週間してから遺体が発見されることが多いです。そのため、衛生面などまで鑑みて、すぐに火葬が行われます

 

・ まったく身寄りのない孤独死はもちろん、家族がいる場合でも、衛生面上の問題があるため、まずは火葬を行うことが通例です。

 

引き取り手がいる場合には、火葬後遺骨を引き取ってもらい、誰も引き取り手がいない場合には、自治体が遺骨を引き取り、一定年数保管をします。

 

ただし、一定年数が過ぎると、身寄りのない方々の遺骨を集めた「無縁塚」に埋葬されるのが通例で、ほとんどの自治体で火葬・無縁塚共に、一般的に知られる読経供養などは行われません

 

 

自分の死後を任せる、死後事務委任契約


このように何の準備もなく孤独死を遂げた場合には、財産も遺体の扱いも自治体が管理することになりますが、おひとり様の終活を通じて、そのような事態を避ける方も多くなりました。

 

このようなおひとり様の終活に欠かせない現代の考え方が、「第三者に任せる」方法で、そのひとつが「死後事務委任契約」です。

 

【 おひとり様の終活、死後事務委任契約とは 】

 

★ 前項のようにならないよう、自分の死後の一切の管理や事務手続きを任せられるのが「死後事務委任契約」となり、葬儀や葬送の他、財産や遺品整理などを任せられるものもあります。

 

・ お任せできるサービスを持つ会社に多いのが、司法書士や行政書士事務所、葬儀業者などでも受け付けている会社もあるので、一度問い合わせてみるのも良いかもしれません。

 

 

痴呆症に備えた、任意成人後見人制度


死後の葬送や供養の心配だけではなく、おひとり様の終活とともに、不安の声が多い事柄が「痴呆症への心配」です。ひとり暮らしで痴呆が出てしまうと、気付いたり、判断しサポートできる周囲の家族がいません。

 

暮らしに支障がない状態でも、悪い業者に利用されてしまうことも考えられるのではないでしょうか。このような場合、本人に代わって各種支払などの財産管理や、契約手続きをこなしてくれるのが、成人後見人制度です。

 

【 おひとり様の終活、任意成人後見人制度 】

 

★ この制度は、家庭裁判所もその監督をするため、安心できる制度ではあるのですが、やはり全く知らない他人に、いきなり財産や手続きを任せることに、抵抗を感じる方も少なくありません。

 

・ そんな時に役立つ制度が、まだまだ判断力を持ち合わせているうちに、本人が信頼できる人を後見人に指名できる、「任意」成人後見人制度なのです。

 

おひとり様の終活の場合、判断力がなくなった時や入院時まで注意して、信頼できる業者や人と契約を進めていくと、より安心できる暮らしができます。

 

 

葬儀やお墓の生前契約


おひとり様の終活だからこそ、後々の供養まで自分で手配する方々が少なくありません。「お墓はいらない」と言われる時代でも、やはりある程度の、きちんとした供養や葬儀は皆、行いたいものではないでしょうか。

 

【 おひとり様の終活動、葬儀やお墓の生前契約 】

 

★ 現代では葬儀社やお墓業者でも、生前契約(生前購入)を受け付けてくれる業者が多いです。

 

・ あらゆる業者で「終活フェア」を行っているので、まずはそこから訪ねてみるのも良いかもしれません。先に支払って契約を済ませるものや、「葬儀信託」を利用して、本人の死後も利用できるお金を残して支払うケースもあります。

 

ただし、自分が亡くなってしまったら、もちろん自分の遺体を葬儀社や霊園まで運ぶことはできません。エンディングノートなどに、生前契約(生前購入)の内容を記して、見つけやすい場所に残して、契約が施行されるようにしてください。

 

 

近年増えた、孤独死を防ぐサービス


それでも、おひとり様の終活アンケートなどによると、多くの方々が、突然の家内の事故や病気で、誰にも気付かれないまま時間が経ってしまうことを、最も避けたい事柄として挙げています。

 

そのため、このような事態を避けるためのサービスも見受けられるようになりました。

 

【 おひとり様の終活、孤独死を防ぐ 】

 

★ 例えば、セコムなどをはじめとした警備会社の新しいサービスとして、「人感センサー」があります。

 

・ この人感センサーは、人が動いているのを感じ取るもので、動いている様子を確認することで、日々安否確認をしてくれるサービスです。

 

その他、人的なサービスでは定期的な訪問や電話コールにより、常に安否を確認してくれるものもあり、同時にこちらが困った時には、緊急時の電話も受け付けてくれる業者もあります。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回はおひとり様の終活時のアンケートで最も多い心配事である、「孤独死」を回避するための対策をいくつかお伝えしました。

 

ご近所や家族との関係性が疎遠になってしまった現代、本来は地域のコミュニティーなどにも参加して、多くの人々と関わりながら生きていくことも、孤独死を防ぐ対策のひとつです。

 

けれども足腰を痛めてしまい自由に動けなかったり、少しひきこもり気味になってしまったシニア世代などの場合、地域とのコミュニティーの参加も、大きな負担にもなり兼ねません。

 

第三者となる業者は、やはり金銭面で余裕は必要ですが、ある程度のバランスを取りながら、上手に利用することで、ぐんと安心度が増すため、おひとり様の終活をしているのであれば、検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

孤独死を避けるための対策とは

・孤独死はすぐ火葬され無縁塚に埋葬される
・死後事務委任契約で、死後の手続きを任せる
・任意成人後見人制度で、痴呆症の対策を取る
・葬儀やお墓を生前に自分で決める
・人感センサーや見守りサービスを利用する

 



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