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墓標を建てたいと想ったら。相談前に理解したい5つのこと

墓標を建てたいと想ったら。相談前に理解したい5つのこと
「墓標」と言われても、ピンと来ない方もいるかもしれませんが、墓地内にある石版のようなもの…、と言えば、見たことがある方は多いですよね。

 

この墓標(ぼひょう)、「墓誌(ぼし)」や「墓碑(ぼひ)」、一部では「霊標(れいひょう)」など、さまざまな呼び名がありますが、どれも同じものを差しています。

 

墓標は必ずしも必要なものではありませんが、お墓を建てた時、後々多くの人々が入るであろうことが予想されたり、多くの人々が入るようなお墓になって欲しい希望から建てることも多いもの。

 

もちろん、後になって墓標のみを追加で建てることも多く、最近特に、以前建てたお墓の横に墓標を建てる依頼が増えてきました。

 

そこで今回は、墓標とはそもそも、どのようなものなのかや、価格相場、建てる手順などの概要をお伝えします。

 



 

墓誌を建てたいと想ったら。
相談前に理解したい5つのこと

 

本来の墓標の役割とは


そもそも「墓標(ぼひょう)」とは、正確に言えばどのような役割を持っているものなのでしょうか。実は本来、墓標自体に大きな役割はなく、石碑に彫られた「記録帳」に他ありません。

 

【 墓標に戒名を彫ることに意味はない? 】

 

■ 昔ながらのしきたりを重んじる寺院では、墓石に戒名を彫ることに重きを置いています。それ墓標はお墓ではないため。

 

・ 仏教に倣うと、故人の供養のためにはお墓に戒名を彫る必要があります。

 

そのため、墓標に戒名を刻んでも良いものの、お墓にも同じく彫らなければならない寺院もあるほど。そもそも、墓標の歴史自体が30年前後と歴史が浅く、必ずしも必要なものではありません

 

 

変わりつつある、墓標の役割


ただ、墓標を建てたいと検討する多くの家では、「より多くの人々がお墓に入るため。」と言う理由が多いです。

 

【 変わりつつある、現代の墓標の役割 】

 

■ 墓石にも彫らなければならないとなると、あまり意味はなくなってしまいます

 

・ そんな流れのなかで、現代では「墓標に戒名を彫れば、墓石には彫らなくても良い」とする寺院も増えてきました。

 

さらに民間霊園などになると、より宗教色がなくなりますので、細やかな決まり事がなくなり、多くの人々がそのお墓に入る場合、墓標に戒名を彫るだけで良いケースが増えているのです。

 

 

墓標の費用目安とは


実は、このような歴史も浅く、仏教的には記録帳・過去帳の役割の墓標ですから、デザインにも縛りがなく、多種多様なのですが、新しいお墓と共に建てる場合、お墓と同じ石材を利用することが多いです。

 

【 墓標の費用目安 】

 

■ デザインや大きさなどが多様な分、価格帯も幅広くなりますが、ごくごく一般的なサイズ(横65cm、高さ50cm、厚さ10cm前後)で、10万円前後から見受けられます。

 

・ 10万円前後の安いタイプの墓標では、中国産の石材を利用しているものが多数。ただ墓石の場合、産出量が多いと価格も安くなる仕組みなので、安いからと言って質が悪い訳ではありません。

 

これが国産の石材になると30万円前後になったり、厚みがより厚くなったり、より高価な石材になると50万など、より高くなっていきます。

 

 

墓標を建てる相談をする


「墓標を建てたい!」と思ったら、石材店に相談するのが一般的。ただし霊園などにお墓を建てている場合には、霊園が提携している墓石業者があるため、霊園に相談してみるとスムーズかもしれません。

 

【 墓標を建てる相談 】

 

■ 相談をすると、まずは石材業者がお墓の下見と調査。お墓の立地や状況を調査した上で、見積もりを出すことになります。

 

・ もともとあるお墓に墓標を追加する場合、お墓と同じ石材があればその石材で、ない場合にも、墓石に合わせた石材での見積もりを出してくれるはずです。

 

石材業者で墓標の見積もりを出してもらう時には、いくつかの石材で、何通りかの見積もりをもらうと、比較検討がしやすくて便利。そのなかから選んだら、彫刻する内容を伝えて発注してください。

 

 

墓標を建てる


一般的に、墓標に彫刻する内容は、①戒名②命日③亡くなった年齢③俗名(もともとの名前)の4点ですが、前項でお伝えした通り、細かなしきたりはあまりないので、石材店によって違うこともあります。

 

【 墓標を建てる 】

 

■ 墓標を建てる時には、もともと墓石がある場合には、まず魂抜きをしてもらって工事に着手。

 

・ 最後にまた、お坊さんに魂入れのお経を上げてもらい、墓標を建てれば完成です。

 

お坊さんへのお経の依頼は、相場が3万円~6万円前後が多いものの、地域によっても大きく代わりますので、寺院に直接「皆さまおいくらくらい包まれているでしょうか?」と伺うのも良いかもしれません。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回はお墓の横にある墓標を建てたい時の注意点や手順をお伝えしました。

 

もともと歴史の浅い墓標は、仏教的には大きな意味合いはなかったものの、今では一部の寺院や民間霊園を中心に、墓石の彫刻代わりとしての役割も担うようになりました。

 

多くの人々が入るために建てる墓標、近年ではあまり大きなお墓も少なくなり、お墓の室内も多くの骨壺が入らないことも多々あるもの…。

 

この場合には、粉骨をしてコンパクトにした遺骨を納めたり、喉仏のみをお墓に納めて、他の部分は合祀供養して、多くの人々の遺骨を納骨したりするケースが増えています。

 

それぞれの事情に見合った方法のひとつとして、墓標を建てる選択肢も一度、検討してみるのも、良いかもしれません。

 

 

まとめ

墓標を建てる注意点と手順

・墓標は本来、記録帳・過去帳の役割
・寺院によっては墓石に戒名を必ず入れる
・今は墓標に戒名を入れるだけで良い場合もある
・石材店に見積もりを出してもらい、比較検討
・建てる前に、魂抜きをしてもらう
・建てたら、魂入れをしてもらい完成

 



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