【2026年版】旧暦12月29日・沖縄のトゥシヌユール(大晦日)に作るソーキ汁レシピ|2026年は2月16日(月)

沖縄では、旧暦12月29日の大晦日を「トゥシヌユール」と呼び、一年の締めくくりにソーキ汁を作る風習があります。
2026年のトゥシヌユールは、2月16日(月)。
本記事では、沖縄の年中行事に欠かせないソーキ汁を、家庭で作りやすい手順に整理してご紹介します。材料の準備から調理の流れまで、初めての方でも迷わず作れるようお伝えしますので、どうぞ最後までお読みください。
目次
2026年のトゥシヌユールとは

旧暦12月29日が沖縄の大晦日
◇旧暦12月29日は旧暦一年の最終日、旧暦の大晦日です。
…沖縄ではこの日を「トゥシヌユール(年の夜)」と呼びます。
旧暦では、翌日の旧暦1月1日が新しい年の始まりです。旧暦12月29日は、暦の上で一年が終わる日として位置づけられています。
沖縄では今も旧暦行事が息づいています。現代では沖縄でも、本州と同じように新正月を祝いますが、旧正月は沖縄の御願行事として、大切な役割を果たしています。
トゥシヌユールにいただくソーキ汁
◇沖縄でトゥシヌユールの行事食は「ソーキ汁」です。
…ソーキ汁は、豚のあばら肉を使った汁物を差します。これは沖縄に根付く「豚正月」と呼ばれる食文化と関係しています。
「豚正月」と呼ばれるのは、昔の沖縄でトゥシヌユール(大晦日)に豚一頭を下ろした後、旧正月に掛けて、ご馳走にしていただく風習があるためです。
トゥシヌユール(大晦日)のソーキ汁も、その流れの中で受け継がれてきた料理のひとつです。一年の終わりに豚肉を使った温かい汁物を用意することで、年越しの食事として親しまれてきました。
トゥシヌユールに作るソーキ汁|準備するもの

トゥシヌユール(大晦日)に作るソーキ汁は、特別な食材を揃えるというよりも、家庭で作りやすく、年越しに向けて整えやすい材料で用意すると良いでしょう。
ここでは、一般的に多いソーキ汁の分量を想定して整理します。
ソーキ汁の材料
ソーキは1キロ単位で購入する家庭も多いです。その分量に合わせるとシブイは中くらいのものを1個ほど、昆布は2本ほどあると丁度良いでしょう。
・ソーキ(豚あばら肉)
・シブイ(冬瓜)または大根
・結び昆布(またはだし用昆布)
・水…7カップほど
● 調味料
・塩…少々
・しょうゆ…大さじ3ほど
・泡盛(または料理酒)…大さじ7ほど
・かつお(パックに入れて)…たっぷり
・和風だし顆粒…適量
家庭用鍋にソーキ1キロを入れた想定で調味料を出しています。
夫婦2人家族など、家族構成に合わせて調整してください。
ソーキ汁の作り方(下処理から仕上げまで)

◇トゥシヌユールに作るソーキ汁は、下処理と火加減が味を決めます。
特別な工程はありませんが、順番を守って進めることで、澄んだ味わいに仕上がります。
下処理の手順(ソーキ・昆布・シブイ)
ソーキ汁は、下処理で仕上がりが大きく変わります。最初に余分な脂や臭みを落とし、澄んだ味に整えていきましょう。
…熱湯をかけて下茹でし、沸騰後にザルへ上げて水洗いします。
余分な脂や汚れを落とすことで、煮汁が濁りません。
●昆布
…水で戻し、結び目を作って適当な長さに切ります。
●シブイ(冬瓜)または大根
…4~5cm角に切り、米のとぎ汁で下茹でします。
シブイはソーキと同じ大きさを目安に切り揃えておくと、この際の調理がしやすくなります。シブイは好き嫌いが分かれる野菜でもありますが、大根でも代用できるでしょう。
煮込みの手順と味付けのポイント
下処理を終えたら、ここからがソーキ汁の本番です。
…沸騰したら火を弱め、浮いてくるアクをこまめに取る
②アクを取りながら、じっくり煮込む
…目安は1時間半~2時間ほど
箸がすっと通る柔らかさになるまで煮る
③昆布・しぶい(または大根)を加える
④具材に味がなじむようさらに煮込む
⑤味付け
…塩と少量の調味料のみ
「少ししょっぱいかな?」と感じる程度が目安
⑥骨から肉がほぐれるようになったら完成
食べる直前にちょうどよく落ち着くため、薄味にしすぎないのがポイントです。
煮込みの途中でアクや余分な脂が出てきたら、その都度最後まで取り除きます。
これを丁寧に行うことで、澄んだ見た目と重くならない味わいに仕上がりになるでしょう。
沖縄の家庭ではにんにくを数かけ入れて煮込んだり、より柔らかくしたい場合は青パパイヤを使う工夫もよく行われます。
年越しの膳に添える料理について

◇トゥシヌユール(年の夜・旧暦の大晦日)には、ソーキ汁を中心に、年越しの膳を供えます。
ソーキ汁は本州の大晦日の年越しそばにあたる、トゥシヌユール(年の夜)の行事食です。そのため現代ではソーキそばにしていただく家庭も増えました。
いずれにしても、汁物で家族揃い、穏やかに年の夜を過ごします。
年越し膳にソーキ汁と供える定番
◇トゥシヌユールの年越し膳は、ソーキ汁を中心に、数品を添える形が一般的です。
豪華さよりも、「一年を無事に終え、静かに年を送る食事」として整えられて供えられてきました。
家庭ごとに多少の違いはありますが、次のような料理が定番として知られています。
…厄除けや祝いの意味を込めて供えられることが多く、年の節目に欠かせない一品です。
● ウサチ(酢の物)
…大根や昆布、きゅうりなどを使ったさっぱりした酢の物で、脂の多い料理の合間に口を整える役割があります。
● ウチャワキ(おかず)
…豚肉料理を中心としたおかずの盛り合わせを指し、その中でも定番とされているのがラフテーです。
いずれも主役になる料理ではなく、ソーキ汁を中心とした年越し膳を支える存在です。
一品一品に意味を持たせながら、無理のない形で整えることが、トゥシヌユールらしい食卓といえるでしょう。
トゥシヌユールの定番おかず「ラフテー」レシピ

◇ラフテーは、豚の三枚肉を泡盛と黒糖でじっくり煮込んだ、沖縄を代表する家庭料理です。
…トゥシヌユールでは、主役のソーキ汁を引き立てるウチャワキの一品として添えられます。
ここでは、年越しの準備として作りやすい、家庭向けの分量と手順を整理します。
ラフテーの材料
◇ラフテーは時間のかかる料理ですが、前日に仕込んでおくことで当日は温めるだけで済みます。
分量は家族構成に合わせて調整してください。
・豚の三枚肉…約500g
・泡盛…100ccほど
・白ネギ(青い部分)…適量
・塩…大さじ1
● 煮ダレ
・醤油…大さじ3
・泡盛…100ccほど
・黒糖…大さじ3
・みりん…適量(仕上げ用)
これらの材料は、特別なものを揃えなくても用意できる組み合わせです。
分量や甘さは家庭ごとの味に合わせて調整し、年越し膳に添える一品として無理のない仕上がりを意識するとよいでしょう。
前日に仕込んでおくことで、トゥシヌユール当日は落ち着いて年の夜を迎えることができます。
作り方と美味しく仕上げるポイント
◇ラフテーは下処理と火加減が味を左右します。
…圧力鍋を使うことで、時間を抑えながら柔らかく仕上げることができます。
→ 茹で汁は捨てずに取っておき、肉は水洗いして余分な脂を落とします。
② 圧力鍋に新しい水と三枚肉、白ネギ、塩、泡盛を入れて加圧する
→ 15~25分ほど加熱し、箸が通る柔らかさを目安にします。
③ 火を止めて粗熱を取り、三枚肉を2〜3cm幅に切る
④ 別鍋に茹で汁200ccと煮ダレの材料を入れ、三枚肉を弱火で煮含める
→ 20分ほど、煮崩れないよう静かに火を通します。
⑤ 仕上げにみりんを回し入れ、照りが出たら完成
黒糖と泡盛の風味が強すぎないよう、甘さは控えめにするのが、年越し膳向きのポイントです。
圧力鍋がない場合は、柔らかくなるまで1時間半ほど煮込む必要があります。
まとめ|2026年のトゥシヌユールをソーキ汁で迎える

旧暦12月29日が旧暦の大晦日「トゥシヌユール(年の夜)」、2026年のトゥシヌユールは2月16日(月)です。
ソーキ汁を中心に、赤ウブクやウサチ、ラフテーを添えた年越しの膳は、特別に豪華でなくても、家庭で作りやすい形で十分とされてきました。
時代や暮らしが変わっても、「一年を無事に終え、年を超える食事」という意味は変わりません。
それぞれの家庭に合った形で、2026年のトゥシヌユールを迎えてみてはいかがでしょうか。
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