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自由葬とは新しい葬送スタイル。参考になる5つの体験談

自由葬とは新しい葬送スタイル。参考になる5つの体験談
自由葬が終活の広がりとともに、注目されるようになってきました。特に沖縄では檀家制度もなく、自分達で御願をする風習もあるため、自由葬を受け入れやすく、興味を持つ方々は比較的多いですよね。

 

自由葬だけに、終活で本人が希望している場合、ひとつの型にはまらない自由な葬送が特徴。人によっては生きている内に葬儀を行う「生前葬」も自由葬のひとつだと捉える方もいるほどです。

 

このような自由葬だけに、時には結婚式かと見間違うような穏やかなものも多く、参列者も葬儀マナーなどの作法にとらわれることなく、心から故人を偲び、弔う場になりやすいのが、その魅力。

 

形式だけにとらわれず、心から故人を偲ぶことができる葬儀を執り行いたいですよね。そこで今回は、近年注目されている自由葬について、その概要といくつかの事例をお伝えします。

 



 

自由葬とは新しい葬送スタイル。
参考になる5つの体験談

 

そもそも、自由葬とは


自由葬の最も大きな特徴は、宗旨宗派にとらわれない葬儀ということ。沖縄では自分達での御願やユタさんによるお葬式もありますが、一部ではこれも自由葬と言われるものの、少し趣が違います

 

【 自由葬とは 】

 

★ 一般的にはお坊さんの読経など、宗教的儀式を省いたお葬式を「自由葬」と呼びます。そのため火葬をするだけの直葬なども、見方によっては自由葬のひとつ。

 

・ 全国的には無宗教の方々がこの自由葬を選ぶことも多いですが、一方で、「堅苦しい儀式は抜きにして、ただ、故人を偲んで送り出そう。」と考えて、この自由葬を選ぶケースが増えています。

 

シーンは違うものの、結婚式でも教会式や神式の挙式が主流ですが、近年では宗教的要素を持たない、同席したゲストが証人となる、「人前式」が選ばれるようになりました。

 

同じように、葬儀のシーンでも、それぞれの宗旨宗派にこだわりたくない、と考える方が増えつつあるのが、その背景です。

 

 

自由葬の基本的な流れ


前項でお伝えしたように、宗旨宗派の儀式にとらわれないことが特徴なので、流れも基本的には執り行う遺族や故人本人の自由。ただ、ガイドラインがないと何をして良いのかも、迷いますよね。

 

そこでここでは、体験談からみた一般的な自由葬をお伝えします。喪主による進行の場合もあるのですが、ここでは司会進行がいる場合です。

 

【 自由葬の流れ、一例 】

 

① 始まり

 

・ 参列者が入場したところで、喪主、もしくは司会者の挨拶によって会が始まるケースがほとんど。

 

② 黙とうの時間

 

・ 仏式の葬儀であれば、ここでお坊さんが入り読経へと続くのですが、宗旨宗派に縛られない自由葬では、黙とうを選択する事例が多いです。

 

③ 故人を偲ぶ時間

 

・ ここから故人を偲ぶ時間として、さまざまなパターンが見受けられるのが特徴。最も多い例では、音楽の演奏があったり、故人の在りし日の思い出の写真や映像を流すなどの演出があります。

 

④ 在りし日の故人を紹介

 

・ 故人の経歴や終活をしていたのであれば、メッセージなど故人についてのお話が司会者によって紹介される時間です。

 

⑤ 参列者によるスピーチ

 

・ 弔辞に当たる故人を偲ぶ言葉や、手紙を伝えるスピーチの時間。喪主は従来の葬儀と同じく、信頼できる方へお願いすることになります。

 

⑥ 献花など

 

・ 仏式の葬儀で言うお焼香の代わりになる儀式を行うことは、多くありますが、最も多い方法が献花。再び黙とうを行う場合もありますし、この辺りも自由。

 

⑦ 締めの言葉

 

・ 喪主、もしくは司会者が締めの言葉を伝えて、自由葬が終わるのが一般的です。

 

 

明るく故人を見送る、ホテル葬


自由葬で今、注目を集めつつあるのがホテル葬。名前の通り、斎場を使わずにホテルで「葬儀」ではなく、「偲ぶ会」を行うスタイルです。

 

密葬とは違い、偲ぶ会の前に家族のみで一連の儀式を行うことはなく、偲ぶ会と同じく遺影であったり、すでに火葬されて遺骨が置かれる事例もありました。

 

【 自由葬の例:ホテル葬 】

 

★ このホテル葬は、葬儀の特徴がほとんどなく、どちらかと言えば同窓会のようなイメージ

 

・ 「湿っぽくせず、明るく故人を送ろう。」と考える遺族や故人本人が生前に選ぶことが多いため、全体的に穏やかに明るい会が進行されるのが特徴的。

 

葬儀は本来、マナーとして多くを語ることはなく、葬儀後の会食でも会話はほどほどにするところですが、ホテル葬では故人の思い出に花を咲かせることができる点が、選ばれる理由です。

 

 

終活を中心に人気!花葬


自由葬で最も人気が高いスタイルが、この花葬

 

【 自由葬の例:花葬 】

 

★ 会場が、ともかく花で美しく飾られるのが特徴。

 

・ 一般的には弔事のための花々を用意するところ、花葬では生前に故人が好きだった花々も多く供えられます。

 

華やかに美しく、故人を送ることができるのが好まれる葬儀スタイルです。

 

 

故人らしさが引き立つ、音楽葬


花葬と同じく、人気が高い自由葬のスタイルが音楽葬。名前の通り音楽を中心とした演出が特徴です。

 

【 自由葬の例:音楽葬 】

 

★ 最も多い演出が、故人が生前好きだったアーティストや楽曲を流して、参列者皆で聴きながら故人を偲ぶスタイル。

 

・ その他にも、故人が音楽を愛していた事例では、生演奏がながれるコンサート調のものなども…。

 

音楽を聴くことをメインに、ホテル葬と合わせたようなスタイルも見受けられます。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は宗旨宗派にこだわらない、「自由葬」のスタイルについてお伝えしました。葬儀自体を行わず、散骨のセレモニーをごく身内で行うものも、自由葬のひとつ。

 

故人を弔うための儀式のためのマナーや礼儀にとらわれることなく、ただ、生前の故人について花を咲かせ、想い偲ぶような葬儀がしたい…、と選択した体験談が多いのが特徴。

 

その他、ホテル葬に代表されるような、湿っぽい葬儀を避けて、参列者皆が温かく穏やかな気持ちで、明るく故人を見送りたい、と決めた事例も多いです。

 

確かに「無宗教」にこだわって自由葬を選ぶ事例もあるのですが、現代ではそれよりも、より心を大切にした葬儀スタイルとして、広がってきた印象。ぜひ温かく故人を見送ってください。

 

 

 

まとめ

自由葬の概要と人気のスタイル

・宗旨宗派による儀式のない「自由葬」
・読経の代わりに黙とうを行うことが多い
・同窓会のように穏やかに送りだすホテル葬
・美しい花々で祭壇を飾る、花葬
・故人が好きだった楽曲を流す、音楽葬

 



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